車のスマートキーやリモコンキーを、ポケットの中に入れたまま洗濯してしまった場合、どうしたらよいのか困ってしまうのではないでしょうか。
新しいスマートキーを買わなきゃいけないの?水没して壊れたかな?なんとか使えないかな?などお悩みの方に、今回は、スマートキーを誤って洗濯してしまったり、水に濡らしてしまった場合のと対処方法と注意点について紹介します。
目次
絶対に確認のためのボタン操作はしないこと
とりあえず動くかどうか確認してみたくなりますが、絶対にボタンを操作してはいけません。
中に残っている水分で、ショートしてしまい壊れてしまう可能性が高くなります。
外出先なら車は移動できないの?
スマートキーなら、ドアのリクエストスイッチを押して開くなら作動している証拠です。普通にブレーキペダルを踏みスタートボタンを押しましょう。
リクエストスイッチで開かない場合、エマージェンシーキーを取り出し、キーでドアを開けましょう。エンジン始動は、スマートキーの電池が無くなったときの要領で、スタートボタンにスマートキーを乗せて、車が認識したらスタートボタンを押しましょう。
リモコンキーの場合は、キーを差し込んでドアを開けましょう。
通常のボタンによる使用は、しっかり内部まで乾燥したのを確認してから操作することが大切です。
出来るところまで分解して乾燥される
スマートキーやリモコンキーの中には電池が入っています。
電池を交換するときの要領でスマートキーやリモコンキーを分解します。
電池交換の際には、カバーを開けるだけで電池を交換しますが、内部の基盤は、ゴム部品で守られていることが多く、全て取り外すことが可能です。
写真は、日産車のインテリジェントキーです。
分解は出来るところまでで構いません。しっかり乾かすことが大切です。
左から3番目のパーツがゴム部品です。一番右のパーツの上部黒い部分がイモビライザーです。
電池は交換しなくて大丈夫なの?
電池は乾燥させれば問題なく使用可能です。しかし、一度濡れた場合は、液漏れや変質することも考えられます。
電池は数百円のため、スマートキーを分解したきっかけに、交換することをおすすめします。
自宅ならスペアキーを利用
大抵洗濯するのは自宅です。自宅ならスペアキーがありますので、しっかり乾燥するまでスペアキーを使用しましょう。
スペアキーが無い場合は、外出時に水没させた時と同様の方法で使用しましょう。
洗濯してしまったきっかけに新しいスマートキーを作成することをおすすめします。
乾燥後もスマートキーが使用できなくなった場合や、使用できてもスペアキーが欲しい場合は、コンピューターの交換は不要なため、ディーラーに依頼しても1.5万円~5万円(スマートキーの場合/車種による)です。
スマートキーの取り扱い方法を優しく解説
スマートキーを使った車の扱い方について、もう少し簡単にご説明しますね。特に、車のメカニックに詳しくない方向けに、わかりやすく解説します。
スマートキーでのドアの開け方
スマートキーは、車の近くにいるだけでドアのロックを解除できる便利な鍵です。車のドアハンドルにある小さなボタン(リクエストスイッチ)を軽く押すと、ドアが自動で開きます。これができるということは、スマートキーがちゃんと働いている証拠です。
スマートキーでエンジンを始動する方法
車内に入ったら、普通にブレーキペダルを踏んで、ダッシュボードのスタートボタンを押すだけでエンジンが始動します。とても簡単ですね。
スマートキーが反応しないときの対処法
万が一、リクエストスイッチを押してもドアが開かない時は、スマートキーの電池が切れている可能性があります。その場合は、スマートキーからメカニカルキー(普通の鍵)を取り出して、直接キー穴に差し込んでドアを開けましょう。
エンジンの始動方法(電池切れの場合)
電池が切れている時でも、エンジンを始動させることができます。スマートキーをスタートボタンの上に置いて、車がキーを認識したことを確認したら(多くの場合、ダッシュボードに表示が出ます)、その状態でスタートボタンを押しましょう。これでエンジンが始動します。
リモコンキーの場合
リモコンキーの場合は、キーを直接キーシリンダー(鍵穴)に差し込んで回してドアを開けます。これはより伝統的な方法です。
スマートキーを洗濯しないための対策
帰宅後に鍵を置く場所をしっかり決め、必ずこの場所に置くようにしましょう。
玄関付近の場合、リレーアタックによる被害を防ぐためにも、金属製の容器に入れることをおすすめします。
洗濯する際には、ズボンのポケットなど全て裏返しにして何も入っていないことを確認する習慣を付けましょう。ティッシュで他の洗濯物を汚してしまったり、異物による洗濯機の故障も予防できます。
スマートキーが水没した場合のメーカー対応とは
スマートキーが水没した場合のメーカー対応に関する情報は、メーカー公式サイトや取扱説明書には特に明記されていないことが多いです。一般的には、水没したスマートキーを持って正規ディーラーに相談することを推奨します。メーカーによっては、故障診断後に修理や交換の提案がなされることがありますが、保証の適用範囲や修理費用は状況に応じて異なります。具体的な対応や費用に関する詳細は、使用している車のメーカーに直接問い合わせるのが確実です。また、確認の必要はありませんが、自動車保険でのスマートキーの水没保証については基本契約上には記載されてない場合がおおいようです。たとえ保障範囲だったとしてもこの程度の保証を車両保険で使うという事は基本的にはないかと思いますので除外となるでしょう。
まとめ
スマートキーやリモコンキーを洗濯してしまっても、確認のボタン操作は絶対にしてはいけません。
電池交換の要領で、スマートキーを分解して乾燥させます。
車を動かしたい場合は、スペアキーを使用するか、エマージェンシーキーを使用して、スタートボタンにスマートキーを乗せてエンジンスタートしましょう。
帰宅後に鍵を置く場所をしっかり決めましょう。
洗濯物は、ポケット全てを確認してから洗濯しましょう。