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アルファード盗難被害増加!背景と対策は?

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出典:トヨタアルファード ギャラリー 外観
https://toyota.jp/alphard/gallery/?padid=from_alphard_navi_gallery

トヨタの高級ミニバンアルファードと姉妹車のヴェルファイアの盗難被害が増加しています。アルファードには、全車盗難防止のためのイモビライザーを標準装備しています。

元々日本のミニバンは、北米やヨーロッパでそれほど需要が無く、人気が高いのは東南アジアや中国です。
ここでは、アルファードの盗難が増えている背景と盗難被害から守る対策について紹介します。

追記情報:2023年1月13日追記投稿
前投稿:2021年3月22日

アルファードの盗難件数が増加

2020年2月の第21回自動車事故盗難実態調査結果によると、アルファードとヴェルファイアの盗難被害件数を合計すると29台で、プリウスに次ぐ台数になります。
2017年~2018年では合計でも10台前後のため3倍近くに増加しています。

中国でレクサスLM販売開始

2021年2月24日、中国でレクサスLM300hが正規で発売されます。
レクサスLMは、アルファードをベースとしており、パワーユニットも直列4気筒2.5Lエンジン+THS2のハイブリッドシステムです。

7人乗りモデルが約1850万円、4人乗りモデルの上級グレードが約2340万円と破格に価格設定です。中古車市場では、すでに中国に入っているLMの「新古車」扱いの車が3500万円で売られているケースもあります。

これからはハイブリッド車も厳重警戒

アルファードは、東南アジアや中国などで人気が高く、タイでは、20系から輸出され多くのアルファードが現地で走っています。価格は1000万円前後でかなり高価格です。

これまでは、整備性に優れたガソリン車が人気で、日本でアルファードを盗み、バラして輸出して部品販売されるケースが目立ちましたが、ハイブリッド車の増加と整備技術の向上から、ハイブリッド車の盗難が増加することが予想されます

アルファードの盗難防止対策

イモビライザーのみではプロの窃盗団から車を守り切れない場合があります。
自宅でも車のドアロックを忘れないことは大切です。アルファードの場合、ドアロックにプラスして盗難防止対策をおすすめします。

ハンドルロックは効果的ですが、毎回セットするのは面倒になります。
イモビライザーにプラスして、ダミーのLED点滅灯をダッシュボードにセットし警戒する方法、「盗難防止装置取付車」などのステッカーをプラスして貼り付けるなども、無いよりは効果的です。

リレーアタック対策用キーケース

スマートキーは、微弱電波を常に出しています。その電波をリレー形式で拡幅させ、車を盗むリレーアタックによる盗難が目立ちます。電波を遮断するケースにスマートキーを入れて保管するか、自宅では、金属製の缶に入れるだけでも電波が遮断されます。

ブレーキペダルロック

自動車盗難防止システムの製造販売を行っているブレーキロックジャパンが販売しているブレーキペダルロックは物理的にブレーキペダルを踏めなくするシステムです。ブレーキを踏めなければ、エンジンのスタートが出来ません。作動中はLEDランプが点灯し、専用キーで解除します。アルファード・ヴェルファイアの30系に対応しています。

コネクテッドサービスを活用して車を守ろう

最新のアルファード/ヴェルファイアはT-Connectに対応しています。
My TOYOTA for T-Connectアプリをスマートフォンに登録し活用することで、オートアラームの作動や、エンジン始動の通知をスマートフォンに送信します。

万一の盗難などの異常事態に早めに気づくことが可能です。また、要望により車両の追跡や、警備員の派遣も可能です。

アルファード盗難被害増加!背景と対策は?

中古車価格が高騰している

新型コロナウイルスの拡大と世界的な半導体不足により新車の納期が大幅に遅延しています。また、2023年に新型が噂される中で2022年6月に生産が追いつかないことを理由に新規オーダーをストップしています。

「新車で買えない、でもアルファードが欲しい」ユーザーに対して、初度登録から3年以内の中古車に人気が集まり、中古車価格が新車価格を上回るケースも出てきています。
アルファードの盗難被害には十分な注意が必要です。

新たな手口CANインベーダーによる被害に注意

CANインベーダーとは、車の色々な部分を通っているCAN信号と呼ばれる配線から車両システムに侵入して、ドアの解錠やエンジンの始動を行い盗む手法です。
主にフロントバンパー裏から狙われる傾向にあります。

リレーアタックと異なり、スマートキーの電波は一切利用せず、車のシステムに直接侵入して盗みます
アルファードを自宅から離れた人通りの少ない月極駐車場を利用している方は特に注意が必要です。
ハンドルロックなど、物理的に車を動かせなくするロック方法も併用することをおすすめします。
自宅前に駐車している場合でも油断できません。防犯カメラの設置やGPSにより車両位置情報が把握できるように対策するも有効です。

まとめ

中国や東南アジアで人気のアルファード/ヴェルファイアくーは盗難被害が増加しています。中国でレクサスLMが発売させるにあたり、アルファードのハイブリッドモデルの盗難件数が増加することが予想されます。

イモビライザーのみでは盗難防止対策には不安であり、物理的にハンドルやブレーキをロックする方法や、コネクテッドサービスをフルで活用、または併用することが盗難防止に効果的です。

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