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2022年版軽トラックのイモビライザーについて

出典:写真AC

軽自動車規格のコンパクトボディで扱いやすく、最大350kgまでの荷物が積載可能な軽トラックは、農業や軽貨物配送業をはじめ多くの業種で活躍しています。
乗用車にほぼ標準装備されている盗難防止に役立つイモビライザーは、軽トラックにも付いているのか気になります。
今回は2022年最新の軽トラックのイモビライザー装備状況など、軽トラックを製造しているメーカーを中心に紹介します。

軽トラックの需要拡大

軽トラックは、農業や建設業、軽貨物配送業など幅広い業種で活躍しています。
コロナ禍で個人向け宅配荷物の増加により、軽貨物配送業に軽トラックや軽バンが多く利用され需要は拡大しています。

また、近年アウトドアや車中泊が注目され、軽トラックベースのキャンピングカーもカスタムされるなどビジネス用途のみでなくプライベートでの需要も増加しています。
自家用として使用は、乗用車並みの使い勝手を求めるユーザーも多くなります。
軽トラックの快適性を高めるため、スマートキーやプッシュスタートなどの快適装備が一部車種に搭載され始めました。

軽トラック製造メーカーと販売メーカー

かつては、ダイハツ、スズキ、三菱、ホンダ、スバル、マツダが軽トラックを製造していましたが、2022年4月時点で、ダイハツとスズキが製造するのみになっています。
ダイハツとスズキが各メーカーにOEM供給し販売しています。

ダイハツハイゼットトラックのOEM車

トヨタピクシストラック(ジャンボ設定無し)
スバルサンバートラック(ジャンボはグランドキャブとして販売)

スズキキャリイのOEM車

マツダスクラムトラック
三菱ミニキャブトラック
日産NT100クリッパー

ダイハツハイゼットトラックにイモビライザー初搭載

出典:ダイハツハイゼットトラック 車内空間・荷室・内装

軽トラックにイモビライザー搭載車種はありませんでしたが、2021年12月にダイハツハイゼットトラックがフルモデルチェンジを機に、イモビライザー搭載モデルが誕生しました。

上級グレードの「エクストラ」に標準装備し、他のグレードは、スマートアシスト装着車にメーカーオプションで選択可能です。
トヨタピクシストラック及びスバルサンバートラックも同グレードに準じたモデルにイモビライザーを搭載します。

イモビライザー搭載車は、キーフリーシステム+プッシュスタートシステムを採用し、ドアの開錠はリクエストスイッチに触れるだけで可能です。

スズキキャリイにはイモビライザー未装備

2022年4月時点で、スズキキャリイにはイモビライザーやセキュリティアラームは装備されません。
キーナンバープレートからキーを複製するのみでエンジンの始動が可能です。
キャリイのOEM車も全てイモビライザーは装備されません。

イモビライザー付軽トラックの鍵を紛失したら?

イモビライザー付の鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、その場で鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。
鍵を紛失した場合に、ご加入の自動車保険のロードサービスで鍵開けを依頼して開錠してもらえますが、イモビライザーのID登録はできません。
ディーラーに連絡すると、レッカー代を請求されたり、鍵が出来上がるまで数日軽トラックが使用できなくなります。

なお、イモビライザーを搭載しないモデルは、キーナンバープレートからキーを複製するのみでエンジンの始動が可能です。

まとめ

軽トラックを製造しているメーカーは、スズキとダイハツのみであり、各メーカーにOEM供給しています。
2021年12月にダイハツハイゼットがフルモデルチェンジを行ったタイミングで、軽トラックに初めてスマートキー(キーフリーシステム)搭載車が発売され、イモビライザーも初めて装備されています。

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