トヨタ自動車の高級ブランドであるレクサスは、2005年に日本国内販売スタート以来、全車スマートキーを採用しています。

レクサスのバッテリー上がりを起こした場合には、スマートキーが正常の状態でも、ドアロックのリモート開錠ができません。

ここでは、レクサスでバッテリーが上がってしまった場合のドア開錠方法や対処方法について紹介します。

初投稿：2020年9月23日
追記情報：2024年5月1日追記投稿

メカニカルキーでドア開錠可能 レクサス 鍵トラブル

スマートキーでドアが開錠できなくても、あわてずスマートキーに格納されているメカニカルキーを取り出してドアを開けることが可能です。

レクサスのドアにカギ穴が無い！？

レクサスは、盗難被害や車上狙い防止の観点から、カギ穴が見えません。

LS、GS、ISなどのセダン系の場合には、ドアハンドル後方のカバーの中に隠れています。カバーを外してメカニカルキーを使用しましょう。

NXやRXなどSUV車の場合ドアハンドルの内側にカギ穴があります。少々操作がやりにくくなっています。いずれの場合も、車種ごとの取扱説明書で確認しながら傷をつけないよう注意して行いましょう。

などのロードサービスを利用する

バッテリーが上がってしまってエンジンが始動できない場合は、JAFなどのロードサービスの利用を検討しましょう。JAF会員であれば、無料で応急始動作業が可能です。JAFに入会していない場合は、13,130円です。

ご加入の自動車保険の特約でロードサービスが入っている場合、保険会社に連絡することで、提携業者が応急始動作業の救援に来てくれます。自動車保険のロードサービスを利用しても翌年の保険料に影響はありません。

参考：JAFロードサービス
https://jaf.or.jp/common/about-road-service/estimate-costs

救援車に救援してもらう

バッテリーをつなぐブースターケーブルがあれば、他の車から救援してもらいジャンプスタートを行うことが可能です。

バッテリー上がりの車の＋に接続→救援車の＋に接続→救援車の－に接続→バッテリー上がりの車のアースに接続の順番で接続し、エンジンが始動できれば、逆の順番で外していきます。アースは、車体に直接ついているエンジンルーム内未塗装のボルトなどに接続しましょう。

なお、ブースターケーブルには電流を流せる容量があり、主に軽・コンパクト車用、2000ccクラス・ミディアム用、3000ccクラス・ラージ用などがあります。レクサスの場合は、容量の大きめのブースターケーブルを常備しておくことをおすすめします。

ハイブリッドのレクサスの場合

ハイブリッド車の場合は補機用バッテリー上がりが、バッテリー上がりに該当します。エンジンルーム内にバッテリーはなく、エンジンルーム内のヒューズボックスを開けるとプラス端子になる部分があります。端子のカバーを外し、プラスケーブルを接続し、マイナスのアースは、エンジンルーム内の未塗装金属に接続しましょう。

参考図は、レクサスHSとプラットホームを共有する姉妹車トヨタSAIの取扱説明書を紹介しています。

セキュリティアラームが作動する可能性あり

ブースターケーブルを接続した際に、電源が復活し、セキュリティアラームが作動し、クラクションが鳴り続け、ドアが全ロックする可能性があります。

クラクションが鳴ってもあらせないように、ブースターケーブルを接続する前に、スマートキーをポケットに入れるなど身に着け、運転席ドアを開けたままにします。ブースターケーブルを接続したら、あわてずに車内に戻りスタートボタンを押し、ハイブリッドシステムが起動します。ここでセキュリティアラームは停止します。

ハイブリッド車は救援できない

レクサスの各シリーズにハイブリッドモデルがあり、数多くのハイブリッド車が販売されています。

ハイブリッド車でバッテリーが上がってしまった場合、救援してもらうことは可能ですが、救援することはできません。仮に補機用バッテリーからバッテリー上がりのクルマを救援した場合には、エンジンが始動した瞬間に、大電流が流れることでハイブリッドシステムが故障します。

　レクサスに限らず、近年の高級車ではイモビライザー・スマートキーは標準搭載となっており、ただでも無くすと大変な事になりかねませんが、バッテリー上がりなどで対応する場合に、たまにしか車に乗らずさらに特に車のメンテナンスはディーラーに任せきりで殆ど知識がないなんて人も多く居られるのではないでしょうか？専門的な知識は必要ありませんトラブった時の対応方法だけ熟知していれば問題のないことです、また自分で余計なことをやらかしてさらにドツボにはまるのもスマートではないですよね？

ジャンプスターターを携行する

バッテリーが上がってしまいエンジンがかからない時のために、ブースターケーブルを用意している方も少なくありません。
しかし、ハイブリッド車に救援を求めても、大電流が流れることでハイブリッドシステムが故障してしまうため救援してもうことができません。
ハイブリッド車の販売比率が高まっています。また、レクサスの場合、軽自動車やコンパクトカーに救援をお願いしても、完全に上がっている場合エンジンがかからない恐れもあります。

充電式のジャンプスターターを携行することで、エンジンまたはハイブリッドシステムを起動できます。
ジャンプスターターはピーク電流800A以上がおすすめで、12Vのガソリン車全般に使用可能です。

ジャンプスターターの激安品に注意

ジャンプスターターはネットで数多く販売されています。
中には5,000円以下で販売されている商品もあります。普段はモバイルバッテリーや緊急時の懐中電灯として使用できる商品も多く魅力的です。
しかし、全てではありませんが、表記のスペック通りの出力がなく使えなかったなどのトラブルもあります。

1万円前後の商品をボーダーラインとして選ぶ、カー用品を取り扱うメーカー品を選ぶ、口コミ情報を隅々までチェックするなど慎重に選びましょう。

ジャンプスターターの使い方

レクサスのガソリン車の場合は、バッテリーの＋端子に赤、－端子に黒のケーブルをつないで使用します。
ハイブリッド車は、エンジンルーム内の＋端子に赤、エンジンルーム内の未塗装金属(アース)に接続します。

ジャンプスターターの取扱説明書を確認して使用するとともに、ブースターケーブルで救援してもらう時と同様、運転席のドアは開けたままにしましょう。通電後にドアロックが作動します。

どうしてもジャンプスターターの使用に不安が残る場合には、業者に救援を依頼しましょう。

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