デュトロは、日野のラインナップ強化のため小型トラックをトヨタ自動車と共同開発し1999年5月に発売されました。製造は日野自動車が行い、トヨタへ「トヨエース」と「ダイナ」、ダイハツへ「デルタ」としてOEM供給されます。デュトロは2t積系以上の販売で、1t積系のラインナップはありません。トヨエースやダイヤの2t積系と発売時期や改良時期を共にするモデルです。
2017年3月以降に普通免許を取得した方は、最大積載量2t、車両総重量3.5tまでの運転制限があり、車両総重量が条件を満たさないため運転できません。準中型免許以上が必要になります。

2011年6月にモデルチェンジしたデュトロは、フロントを絞り込んだデザインとして、空気抵抗を低減するデザインとしました。新開発のハイブリッド車には、直列4気筒アトキンソンサイクルディーゼルエンジンを搭載し、優れた燃費性能、環境性能が特徴です。また、当時のCMでは、実家が八百屋の柳沢信吾さんや、実家がリンゴ農家の新山千春さんが出演したことでも有名です。
トランスミッションは、5MT、6MT、6ATに加え、マニュアル構造の自動変速トランスミッションAMTも用意され、燃費性能とイージードライブの両立を実現しています。

安全面では、2016年4月の改良にて、カメラで歩行者も検知可能な衝突回避や衝突時の被害軽減を支援するプリクラッシュセーフティ、車線逸脱防止警報を標準キャブ車に標準装備しました。2t積系トラックに初搭載され先進安全装備により、安全性能が向上しました。また、同時に、スマートエントリー＆スタートシステムをオプション設定しています。

日野の環境に優しい2tトラックデュトロは、燃費性能に優れ、運送コスト削減を目指す運送会社から高く支持されています。デュトロには、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。イモビライザーが装備されるのは2007年12月以降でLPG車を除く全車標準装備されます。

イモビライザー付のデュトロでキーを紛失してしまった場合、紛失の状態を放置すると盗難の危険が高まります。早めに日野のサービス工場にご相談ください。こちらが、ディーラーでの対処方法です。イモビライザーは鍵とエンジンのコンピュータを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
仕事用として会社で所有するデュトロの場合は、スペアキーやキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは必ず大切に事務所で保管しましょう。

イモビライザー付のデュトロでキーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。マスターキーが無くても作成が可能な業者があります。デュトロでイモビライザーが装備されるのは2007年12月以降のデュトロで全車標準装備されます。デュトロのキーは、キー1体型で、ICチップが内蔵されれているタイプです。始動方法は、キーを差し込んでキーを回わす従来と変わらないタイプです。なお、パッケージオプションでスマートキー装備車もあります。スマートキー装着車はノブを回してエンジンを始動するタイプです。
イモビライザーを装備するデュトロの場合、現場で鍵の作成からクルマのコンピュータを初期化し、イモビライザーの登録が可能です。業者に依頼する際には、年式、スマートキーの有無を伝えることでイモビライザーの有無及び対処方法が分かります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピュータの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1～2週間クルマが使用できない状況になります。