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防犯は正しい知識で正しく対策(鍵屋の勧める防犯対策)

防犯は正しい知識と対策でより万全なものに

防犯は正しい知識と対策のいずれも兼ね備えていないと万全なものにはなりません。
「しっかり対策をしたつもりだったけど空き巣に入られてしまった」このような場合は対策するための正しい知識が欠けているということにほかなりません。
では、「正しい知識」と「対策」を身に付けるにはどうすればよいのか?本稿ではそれらの身に付け方のコツを簡単にご紹介しましょう。

どちらかひとつ欠けていることで隙ができる

空き巣が一番狙い目としているのが「隙が多い家」です。
最新のセキュリティシステムを導入していても、侵入できる隙があれば容赦なく侵入してくることでしょう。
たとえば、玄関の鍵を防犯性の高いサムターンにしても、窓を破って侵入してきたり、家に現金を置かないように対策しても、貴金属類やクレジットカードなどが狙われたりと、空き巣もあらゆる手を講じてきます。つまり、いくら対策をしても正しい知識を持ったうえで講じなければ全く効果はないのです。

空き巣に効果がある侵入防止4原則

侵入の防止には以下の4つの原則があり、すべてが実施されている建物は空き巣が侵入しづらいといわれています。
まず一つ目が「人目につきやすくする」ことです。これは当然のことながら人の往来が多い場所で侵入を試みる空き巣はいません。人の往来が少ない場所でも、見通しの良さを確保するだけで十分効果が期待できます。
二つ目が何か起こったときに「大きな音が鳴る」ことです。空き巣は目立つことを嫌いますので、侵入を試みたときに大きな音が鳴れば、侵入を諦め逃走することでしょう。
三つ目は「明るさが確保されている」ことです。見通しが良い場所であっても明るさが確保されていない場所が残っていれば、空き巣はそのわずかな隙を突いてきます。
四つ目は「侵入時間がかかる」ことです。空き巣はできるだけその存在に気づかれないよう、短時間で仕事を行える場所を好みます。ですので、侵入するのに5分以上要しそうな場所は敬遠することでしょう。

侵入防止4原則まとめ

  • Rule1:人目につきやすく
  • Rule2:周りに知らせる大きな音
  • Rule3:明るさを確保
  • Rule4:侵入に時間がかかるように

住宅を窃盗から守るために

屋内へ侵入する犯罪といえば、銀行強盗や店舗荒らしなどを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、侵入犯罪の実に6割近くが、マンションや一戸建て住宅が対象となっています。店舗や事務所の場合は目的が達成できればそのまま窃盗犯は立ち去るケースが多いですが、住宅に侵入して目的のものが見つけられない場合、窃盗犯が突如強盗に変わるということも珍しいことではありません。
ここでは、住宅を標的とした窃盗犯の侵入パターンと、その対策を簡単にご紹介しましょう。

物品を盗られるだけでなく命の危険も

住宅に侵入した窃盗犯が強盗に変わった場合、物や財産を盗られるだけでなく命まで奪われかねない危機的状況となります。仮に無事に生還できたとしても、その精神的ダメージは計り知れないものとなるでしょう。あなたに家族がいる場合、家族も同じように心に深い傷を負うことになってしまいます。防犯対策は財産を守るためのものでは決してありません。自分や家族の身を守るためにも、正しい知識を身に付けて対策を行っておくことが非常に重要となってきます。

一戸建て住宅の犯罪被害件数

次に一戸建て住宅の犯罪被害件数を見てみましょう。
平成25年の統計によると、一戸建て住宅の犯罪認知件数は全国で約16万件となっており、その内訳は殺人や強盗を含めた凶悪犯罪が約1000件、窃盗が約11万件となっています。強盗の中には窃盗目的で侵入して、結果的に強盗となるパターンもありますので、この数字を見ただけでも窃盗犯罪がいかに多いかということを理解していただけるかと思います。
窃盗、強盗など住宅に侵入する犯罪、つまり泥棒には以下のパターンがあります。

窃盗犯の侵入パターン

住宅に侵入する窃盗犯には、留守宅を狙う空き巣、住人が寝静まったときに侵入する忍び込み、住人が目を離した隙を狙って侵入する居空きの3つのパターンがあります。いずれも住人の目が届かない瞬間を狙うことは共通していますが、窃盗の最中に住人が帰宅したり目が覚めて窃盗犯に出くわしたとき、窃盗犯は強盗に早変わりします。窃盗犯から住宅を守りたいときは、昼夜を問わず侵入されにくい環境づくりを行うことがポイントとなります。

窃盗犯から身を守るために

財産や自らの身を守るために最も大切なこと。それは言うまでもなく「住宅に侵入されない」よう対策することです。あなたの地元の鍵屋さんでは、ドアや窓の鍵を交換はもちろん、防犯カメラの設置など防犯に関する相談も受け付けてもらえますので、セキュリティ面でお悩みの場合は、地元の鍵屋さんへご相談されてみてはいかがでしょうか?

4原則を意識して対策を実現する

上記の4原則を満たした住宅は防犯性の高い家となります。立地によってすべてを満たすことが難しい家もあるかもしれませんが、空き巣の特性を知っておくことで対策も立てやすくなります。防犯の4原則に加えてセキュリティ性の高い鍵などを導入することで、防犯性はさらに強固なものとなります。時代の経過とともに犯罪の手口も進化していますので、防犯について本格的に対策をしたい場合は、専門家の意見も参考にすることをおすすめします。