玄関ドアの鍵は、年々防犯性の高い鍵に進化しています。
しかし、建物の築年数が経過しており、鍵が古いままなので防犯性に不安がある、鍵が1つだけでは不安を感じてしまいます。
今回は、玄関鍵の最新の防犯対策として、キーシリンダーを交換する方法をはじめ、既存のドアに後付け可能な防犯対策グッズも含めて紹介します。
目次
防犯性の高い鍵に交換する方法
鍵の外側にギザギザのあるディスクシリンダーキーやピンシリンダーキーの場合、年数が経過していると防犯性が低い場合があるので、最新の鍵に交換することで防犯性は高まります。
最新の美和ロック「U9」など比較的新しいディスクシリンダーキーの場合、防犯性は高くなっています。
キーシリンダー交換ならディンプルキーがおすすめ
防犯対策でキーシリンダーを交換する場合、ディンプルキーシリンダーへの交換がおすすめです。
ディンプルキーは、鍵の外側にギザギザが無く、内側の平面部分に丸いくぼみがあるのが特徴です。美和ロックやゴールなど大手鍵メーカーをはじめ、さまざまな種類の鍵が販売されています。
内部の構造が複雑なディンプルキーは、ピッキングや鍵の破壊に対する耐久性が高いため、侵入に時間をかけさせる効果、侵入を断念させる効果があります。
空き巣狙いでピッキングを行う場合、短時間で解錠したいため、時間がかかると断念します。解錠に10分以上かかる場合は多くの窃盗犯が侵入を断念するといわれています。
現在使用中の鍵がシリンダータイプの場合は、キーシリンダー交換のみで対策できる可能性があります。鍵業者に相談してみるのも良いでしょう。
キーシリンダー交換費用
防犯性に優れたディンプルキーシリンダーへの交換費用は、部品代のみなら2~3万円、全て取付も含めると4~5万円です。
ドアの種類やキーシリンダーの種類、鍵業者によって費用が異なりますので、信頼できる鍵業者に相談し見積もりを確認して依頼しましょう。
玄関ドアに補助錠を追加する方法
玄関ドアに鍵を追加することで、侵入に時間がかかることを印象付ける効果があります。
ホームセンターなどで手軽に購入できるメリットがありますが、ドアの見た目が良くない、片側からしか施錠出来ないものが多い、鍵が2種類になるため面倒なので補助錠のロックを使用しなくなるなどデメリットもあります。
キーレス錠・スマートロックにする方法
キーレス鍵は、物理的な鍵以外の暗証番号や指紋認証、スマホアプリ、カードキーを利用して解錠します。
鍵穴を隠すことができる、鍵穴がないなどピッキング対策に強く、オートロックのため、鍵のかけ忘れ対策に有効です。
オートロックによる締め出し対策、電池切れ対策として、暗所番号や指紋認証機能を追加する、従来の鍵を常に持ち歩くことをおすすめします。
安価なスマートロックがネットで購入可能な点も魅力的ですが、鍵業者に相談することで、ご希望の用途に応じたスマートロックを購入、取付が可能になり、鍵業者に取り付けてもらうことで安心感が高まります。
ドアチェーンやドアガードを利用する方法
在宅時の防犯対策として、ドアガードやドアチェーンがあります。
元々付いている場合が多いのですが、ドアチェーンはホームセンターやネットショップで購入し後付けすることも可能てす。
ただし、ドアガードやドアチェーンは外出時にかけることができませんので、空き巣対策には向きません。
セキュリティサービスを利用する方法
防犯カメラを設置、ホームセキュリティーサービスを利用する方法もあります。
防犯カメラの設置は、空き巣被害の抑止効果があり、犯行の一部始終を記録できるメリットがあります。
ただし、犯人の顔が特定できない、犯行が行われた後にわかるなどのデメリットがあります。
ホームセキュリティーサービスは、万一の際の駆け付けサービスなど防犯効果が非常に高く安心ですが、毎月のランニングコストが約7,000円必要です。
まとめ
玄関鍵の防犯対策は、新しいタイプのディンプルキーシリンダーに交換して鍵の防犯性能を高める方法や、スマートロックなどキーレス錠で防犯性を高める方法が効果的です。
補助錠の取付や防犯カメラを目立つ位置に取付て、見た目で侵入しにくいイメージを与えることも効果的です。