あれっ？クルマの鍵がない！出先でクルマの鍵が見当たらなくなったら慌ててしまいます。クルマの鍵を失くしてしまった場合の対処方法について、失くした状況別に詳しく解説します。

インロック　車内に鍵がある場合

最近の新しいクルマは、スマートキーのクルマが多く、常にクルマと鍵が通信可能な状態にあります。この場合、鍵がクルマの中にあるとクルマが判断した場合には、ロックがかからないインロック防止機能が付いています。
しかし、リモコン1体型のキーレスエントリーのクルマなど、インロック防止機能が付いていないクルマや、ドアを閉める際に、集中ロック機能でロックしてから、ドアのノブを引いたままドアを閉めてしまった場合、車内の幼児やペットが誤って集中ロック機能でロックした場合には、すべてのクルマでインロックの可能性があります。 思わぬ事故防止も含めて車内に幼児やペットを残さない、ドアノブを引いてドアをロックすることを止めることが大切です。

スペアキーが自宅にある場合

鍵をインロックしてしまっても、自宅にすぐ戻れる場所なら、スペアキーで対応可能です。すぐに、戻れない距離の場合には、家族が自宅に居る場合には、持ってきてもらうことも可能です。 友人が迎えに来てくれるならば、友人に送迎を頼む方法もあります。ちょっとのお礼で済みますので一番お金のかからない方法です。

自宅が遠く自分で解決しなければならない場合

ロードサービスのJAFに加入している場合には、連絡しましょう。JAF会員の場合は、無料で鍵開け可能です。非会員の場合には、15,230円の費用がかかります。
参考：JAFロードサービスの料金を調べる

自動車保険にロードサービスが付いている場合には、加入している保険会社に連絡してみましょう。インロックによる鍵開けサービスに限り行っている保険会社がありますので、費用はかかりません。
参考：ソニー損保

JAFに加入していない、自動車保険にロードサービスが付いていない場合には、鍵業者に連絡します。JAF非会員のロードサービス料金よりも安く、およそ1万円前後で対応してもらえます。
なお、鍵開けの際には、身分証明書と車検証の提示を求められます。盗難の目的でないことを確認するためですが、鍵が開くことにより車内にある身分証明書と車検証で証明可能ですので、その旨伝えましょう。

鍵をどこかに紛失してしまった場合

自宅で鍵がない場合には、自宅のどこかにある可能性が高いので、まず探しましょう。車両盗難のリスクは低めです。
しかし、出先で鍵を紛失してしまった場合には、車両盗難のリスクが高まります。

慌ててしまいがちですが、慌てず落ち着いて行動することが大切です。
最後に鍵を確認したのはどこか？自分は、どこに行っていたか？もう一度、行った場所に戻り確認してみる。落ち着いて、ポケットやカバン、バックの中を探してみて、それでも無い場合、警察に遺失物届を提出しましょう。

警察に遺失物届を提出

探してもどうしても見つからない場合には、警察に遺失物届を提出します。失くした鍵が、警察署に届けられれば、連絡が来て無事盗難のリスクは回避できます。 遺失物届を提出した後に、スペアキーでの対応を考えます。
自宅にスペアキーがある場合には、スペアキーで、開錠からエンジン始動まで可能です。

ロードサービスの対応は？

スペアキーをすぐに取りに行くことができない、スペアキーもすべて失くしてしまった場合に、JAFに連絡した場合には、ドアの開錠は作業してくれます。しかし、エンジン始動のためのスペアキーの作成は行っていません。鍵業者への依頼が必要です。 自動車保険のロードサービスが付いている場合、ドアの開錠は鍵を閉じ込めたインロック時のみ対応可能で、紛失時には対応してもらえません。鍵業者への依頼が必要です。
参考：ソニー損保

鍵業者へ対応を依頼する

鍵業者は電話一本で「クルマの鍵を開けてほしい」「スペアキーがすぐ欲しい」と依頼することで、すぐに現場に駆けつけてくれます。鍵業者は、鍵開けからスペアキーの作成まですべてその場で対応可能です。 盗難防止のためIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備したクルマも対応可能ですが、費用か高めになりますが、ディーラーに依頼するよりも、安く短時間に対応可能です。ディーラーに依頼いる場合には、純正品で確実ですが、1～2週間の時間と、おおよそ10万円～20万円（メーカー・車種により異なります）の費用がかかります。

鍵業者に連絡する際には、メーカー、車種、年式、グレードなどわかる範囲で伝え、クルマのある場所、鍵の種類（スマートキー、リモコンキーなど）、イモビライザーの有無を伝えることで対応がスムーズです。

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