スマートキーの車の場合、キーをポケットの中に入れたままドアのロック&アンロックが可能です。
手に持っていれば、玄関等の鍵保管スペースに置くことも可能ですが、ポケットに入れたままになりがちです。
暑さでスラックスもベタベタになり、帰宅後は洗濯ですが、そのポケットの中にスマートキーを入れたまま全自動洗濯乾燥機に入れてしまい、洗濯のみでなく高温で乾燥までやってしまいました。
今回は本当にやってしまったスマートキーの洗濯乾燥、その後のスマートキーの状態について紹介します。
目次
スマートキーを救出…その直後
スマートキーをスラックスのポケットから取り出した時には、非常に高温となり「こりゃ、壊れた!」と思いました。
このタイプのボルボのスマートキーの場合、6個あるボタンの周囲に緑、黄色、赤のランプが点灯する仕組みで、「i」ボタンを押した後に、その点灯状態で現在の車の状態がわかります。
取り出した直後のランプは、「△」マーク左となりの「赤ランプ」が点灯状態でした。
本来このランプは、過去5分以内にアラームが作動したことを意味するランプのひとつで、2つのランプが交互に点滅するのが正常の状態です。
ひとつだけ点灯状態は、明らかに何かがおかしいことを意味すると感じていました。
とりあえずケースを開けてみる
エマージェンシーキーを引き抜き、精密マイナスドライバーで電池交換時の要領でスマートキーのケースを開けてみると、とにかく熱い。しっかり乾燥されてしまったため水分は一切ありません。
電池2個を一旦外して、もう一度取付け「赤ランプ」の確認を行うと、やはり点灯していたため、電池を外して温度が下がるまで放置しました。
全て常温になった状態で、再び電池を取付けケースを閉じても赤ランプは点灯状態のままでした。
正常に作動するスマートキー
赤ランプが点灯したままの状態でスマートキーは使えるのかどうか試してみると、ドアのロック&アンロックは正常に作動し、ドアノブに触れただけでもロック&アンロックが作動したため、スマートキーとしての機能も正常でした。
正常に戻った原因は不明です。
運転席へ移動し、ブレーキを踏みスタートボタンを押せば普通にエンジンが始動しました。
しかし、赤ランプが点灯したままでは何かおかしいのでは?と不安であり、ランプ点灯のままなら電池が早く消耗するのでは?と思い、再び電池を抜き「スペアキー」として保管することとして、これまでスペアキーとしていたスマートキーをメインキーとして使用し始めました。
鍵のトラブルを扱う鍵業者に相談
ディーラーでスペアキーの作成は、IDの登録なども含め10万円以上の出費になる可能性が高いため、鍵のトラブルを扱う鍵業者に相談しました。
車の鍵を専門に扱うスタッフもいるとのことで心強く、スマートキーを預けてみてもらうことになりました。
3ヶ月ほど電池を抜いて保管しており、再び電池を入れて確認してもらった結果、赤ランプは点灯せず、「i」ボタンを押しても正常な表示となました。
基盤も腐食等ない状態で異常な状態ではないとの結論でした。
異常ないため、「ここまで確認していただいた費用はかかりません。後日、スマートキーを作成した場合の見積を連絡します」とのことでした。
スマートキーが残っている状態での作成費用は?
鍵業者では、「洗濯したスマートキーをメインキーとして利用し、今後故障したらスペアキーを使用し、新たにキーを作成することをおすすめします」と伝えられ、現在洗濯したスマートキーを使用しています。
その理由としては、スペアとして保管して、いざという時に故障してしまっていたら一番困るためです。
国産車のブランクキーは用意しているのですが、ボルボの場合、海外から取り寄せになり約3万円の費用がかかるとのこと。しかし、ディーラー作成よりは安く作成できそうです。
鍵のトラブルで困ったときには、鍵のトラブルを扱う鍵業者に相談すると、その先の見通しが明るくなるでしょう。