トヨタの人気ミニバンアルファードは車体の盗難被害も多いのですが、ドレスアップしたアルファードはパーツのみ盗まれるケースも少なくありません。
中でもアルミホイールはアルファードの場合、20インチ以上の大径ホイールが人気で価格も高価なホイールが目立ちます。ホイールの盗難を防ぐために専用のロックナットキーを使用しないと取り外せないホイールロックを使用している人も多くいます。
今回は、アルファードのアルミホイールを狙った盗難被害から守る対策、ロックナットキーアダプターを紛失してしまった場合の対処方法について紹介します。
目次
ホイールのみが盗まれる背景とは
出典:写真AC
20インチ以上の大径アルミホイールは高価であり、中古パーツとしても高く売れます。
タイヤ自体も高価であることから、中古ホイールタイヤセットですぐ取付けられるため狙われます。
車をジャッキアップしてタイヤを外して、コンクリートブロックの上に車体をのせてタイヤのみを持ち去る手口があります。ホイールを固定しているナットを外せばタイヤは簡単に外すことが出来ます。
車のエンジンをかける必要もありませんのでイモビライザーもセキュリティアラームも役に立ちません。
ホイールを盗まれないために、特殊な形状をしたロックナットを取付ける方が増えています。
アルミホイールの価格の目安
アルファードで人気のアルミホイール1台分の価格は、20インチ(255/35R20等)の場合、10万円~55万円、22インチ(245/30R22等)の場合15万円~50万円で販売されています。
ドレスアップと乗り心地を両立した20インチが人気で種類も豊富です。
ロックナットとは?
ロックナットは、車のホイールを盗まれないようになる盗難防止アイテムです。
車のタイヤはホイールナット4個~6個で固定されています。
通常は6角形のナットをレンチで外すことが可能ですが、ロックナットを使用している場合、そのナット専用のキーアダプターを使用しないと外せない特殊な形状をしていますので簡単に外すことが出来ません。
アルファードの場合5個のナットで固定されています。そのうち1個をロックナットにするだけで大切なホイールを盗難から守ることが出来ます。
メーカーによっても異なるロックナットの種類
メーカーによってナットのサイズや形状が異なります。ロックナットもホイールやメーカーに合わせて選ぶ必要があります。
アルファードの場合、M12(ネジ直径12mm)×1.5(ネジ山ピッチ1.5mm)で、社外ホイールの場合取付け面がテーパー、純正アルミホイールは平座です。
ロックナットの取付け方
出典:写真AC
キーアダプターがロックナットの奥まで完全にはまっていることを確認してから締め付けましょう。
緩すぎずきつすぎないよう、トルクレンチを使用することをおすすめします。
アルファードの締め付けトルクは103N.mです。
ロックナットを外すキーアダプターを紛失したら
ロックナットキーアダプターを紛失した場合、ホイールを外すことができなくなります。
キーアダプターが2つある場合、別々の場所に保管しておきましょう。2つとも紛失してしまった場合は、購入した店舗または専門店に相談しましょう。
ロックナット外し工賃は2~3千円が目安です。特殊工具が必要な場合は1万円前後になる場合があります。
ユーザー登録をしておきましょう
購入したメーカーに予めユーザー登録をおすすめします。
ユーザー登録しておくことで、キーの再発行をスムーズに進めることが可能です。保証書とキーナンバーもキーの再発行に必要になりますので大切に保管しましょう。
キーアダプターは紛失のみでなく破損のケースもありますので、1つ紛失したら再発行しておくことをおすすめします。
アルファードにおすすめなロックナットは?
独特な花柄形状が特徴のマックガードのホイールナットがおすすめです。
トヨタ純正ドレスアップブランドモデリスタのアルミホイールにはロックナットが装着されますが、マックガード製です。
トヨタ純正としても採用されており、大破壊性に優れた超硬質スチール剤を使用しサビにも強いロックナットです。
キーを紛失してしまった場合には、ユーザー登録しておくことでキーの再発行がスムーズに行われるため、少々待つことでホイールを外すことが出来ます。
まとめ
アルファードのドレスアップパーツやアルミホイールは高く売れるため盗難に注意しましょう。
アルミホイールの盗難防止には特殊なロックナットキーが必要となるロックナットがおすすめです。
ロックナットキーを紛失した場合、無理に外そうとせず、タイヤショップ等に依頼しましょう。ロックナットキーを再発行してもらえるメーカーの製品を選ぶことも重要です。