トラックドライバーの長時間労働を改善するために発生する2024年問題をよく耳にします。
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足して、荷物が届かなくなる可能性が心配されています。
宅配の荷物が1回で受け取れず再配達になることで、ドライバーの負担が増します。
不在時でも1回で受け取れる宅配ボックスに注目が集まっています。
宅配ボックスは戸建て住宅でも集合住宅でも後付けが可能です。
宅配ボックスにはどのような種類があるか、どのような鍵が使用されているか、鍵を紛失した場合どのように対処したらよいのか不安になります。
今回は、宅配ボックスの仕組みと鍵紛失時の対応方法について紹介します。
鍵タイプの宅配ボックス
比較的安価に導入できる宅配ボックスは鍵タイプの宅配ボックスで、3万円台から探すことも可能です。
郵便受けと一緒になっているタイプもあり玄関に設置すると便利です。
ボックス上部から荷物を入れてもらい、下部の鍵付き扉を開けて取り出します。
安価で設置可能で鍵付きのため一定のセキュリティを保つことが可能です。
しかし、毎回鍵を取り出し、挿し込んで回す必要があり、面倒で鍵の紛失リスクもあります。スペアキーは必ず用意しましょう。
一度紛失してしまった場合、合鍵を作成するか、セキュリティに不安がある場合は、鍵を交換しましょう。
全て鍵を紛失してしまった場合は、鍵業者に依頼しましょう。
鍵開けで1万円前後、合鍵作成で1.5万円前後が目安です。
鍵を紛失したかも！と気づいたらポケットの中やカバンの中を全て探してみましょう。小さな鍵ですので挟まっている可能性もあります。
テンキータイプの宅配ボックス
宅配ボックスにテンキーがあり、荷物を受け取る場合には、暗証番号を入力するだけでボックスを開くことができます。
主に集合住宅に多く、鍵を紛失してしまうリスクがありません。
暗証番号を自分で決められるタイプと、製造メーカーで決められた暗証番号しか使えないタイプがありますが、個人のボックスなら自分で決められるタイプが主流です。
何度も暗証番号を変えることで安心ですが、忘れないように必ず変更の都度メモをとりましょう。
毎回暗証番号を入力する手間と、番号を知られてしまったら誰でも開けることが出来てしまうデメリットもあります。
完全に暗証番号を忘れてしまった場合は、鍵業者に依頼しましょう。
鍵開け費用は総額で1万円前後です。
ダイヤルタイプの宅配ボックス
ダイヤル式宅配ボックスも集合住宅に多く設置されています。
元から設定されている番号でしか解錠できないタイプもありますが、自分で暗証番号を決められるタイプが主流で、自分の好きな番号、忘れにくい番号に決められて便利です。
ただし、生年月日など他の人か安易に思いつきそうな番号はセキュリティ上避けましょう。
ゼロリターン機能
鍵を開けるたびに、番号をランダムに変更するのは面倒です。
ゼロリターン機能の付いた宅配ボックスの場合、施錠すると番号が0に戻る仕組みのため、セキュリティ面で非常に便利です。
何度も暗証番号を変えることができる宅配ボックスがおすすめで、定期的に変更しましょう。
暗証番号を忘れてしまった場合、開けることができなくなり、暗証番号の変更もできませんので十分に注意するとともに、鍵業者に依頼しましょう。
鍵開け費用は総額で1万円前後が目安です。
まとめ
届けられた荷物を1回で受け取れるよう宅配ボックスが注目されています。
鍵を使用して開けるタイプやテンキーなど暗証番号を入力するタイプなど種類はさまざまです。
宅配ボックスの鍵を全て紛失してしまったり、暗証番号を忘れてしまった場合には、信頼できる鍵業者に依頼しましょう。
