プリウスは1997年12月、世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生しました。
2代目は、進化したシリーズパラレルハイブリッドシステム「THSⅡ」を搭載し、動力性能と燃費を向上、3代目からはエンジンを1.8Lに拡大、4代目はTNGAプラットフォームを採用し、新型5代目では、2.0Lエンジンも搭載されることから、更なる環境性能向上と走りを進化させました。
誕生から25年、車名が意味する「先駆け」の通り、ハイブリッド市場を牽引し、ハイブリッド車の代名詞となるほどの知名度を持ちます。
2023年1月に新型プリウス(5代目)が発売されました。プラグインハイブリッド車は2023年春の発売を予定しています。
今回は、新型プリウス(60系)のキーの特徴や紛失してしまった場合の対応について、プリウスの特徴も含め紹介します。
窃盗団に狙われるプリウス
海外でも人気のプリウスは、イモビライザーが装備されていても、リレーアタックやCANインベーダーなどの手口で盗まれる被害が多発しています。
スマートキーの電波遮断アイテムや、ハンドルロックなど物理的なロック、社外品のセキュリティシステムを後付けするなど盗難防止対策が必要な車種です。
クルマのサブスク「KINTO」の契約車の鍵紛失に注意
プリウスは車両盗難防止のため、IDコードが登録された世紀のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを2代目以降のモデルで標準装備します。
新車の納期遅延が目立つ中、トヨタのマイカーリース契約であるKINTOの場合、納期が早いケースもあります。
新型プリウスのKINTOでの契約はベーシックグレードのUグレードです。
エンジンはGとZグレードが2.0L+THSに対して、Uグレードは先代50系同様1.8L+THSです。
月々のリース料は、16,610円×72回、ボーナス月加算額は16.5万円×14回、7年の支払総額は約320万円です。登録諸費用、税金関係、車検、点検整備、自動車保険まで全て込みですが、メーカー希望参考価格299万円であることを考慮すると決して安くはありません。
しかし、7年乗って車両残価がほぼゼロと考え(実際は残りますが)、7年分の自動車保険分が上乗せされ、車検点検メンテ費用がサービスと考えると悪くないと感じる方もいるのではないでしょうか。
走行距離制限や契約途中でクルマの売却は不可、事故時の原状回復や事故による減価によって差額の支払が発生する場合があり、さまざまな制約があります。
鍵紛失時には契約ディーラーに相談
リース契約車の鍵紛失時には、契約しているディーラーに連絡しましょう。同時に、最寄りの警察署や交番に遺失届を出しましょう。
KINTOの場合は、クルマの返却を基本としますので、純正キーでの返却が必要になります。
契約しているディーラーまたはカスタマーセンターからの指示で行動のもと、鍵業者への依頼をお客様自身が行い、その場から移動できるように対応してもらった場合、後日コンピューターの交換や純正キーの登録を行う必要性が出てきます。
新型プリウスの鍵紛失時には鍵業者が対応
イモビライザー付のプリウスでキーを紛失してしまった場合、取扱説明書には、盗難の被害に遭う可能性が高くなりますので、手持ちの電子キーをすべてお持ちのうえ、ただちにトヨタ販売店にご相談くださいと記されています。
イモビライザーは鍵とエンジンのコンピューターを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
メカニカルキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは盗難被害防止のため、車内以外の安全なところに保管し、キーとは別に保管することが大切です。
リース契約以外の新型プリウスで、キーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。
ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合、約1週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
まとめ
新型プリウスは、全てのモデルでスマートキー+イモビライザーを標準装備します。
KINTOのリース契約車のキー紛失は、契約ディーラーに連絡し指示を待ちましょう。
新型プリウスのキー紛失時には、鍵のトラブルを扱う業者に連絡することで、合鍵の作成からイモビライザーの登録まで短時間で完了します。