玄関ドアの鍵を交換するにあたって、防犯性能を高めたいが、どのような鍵を選ぶと良いかわからず悩んでしまいます。
ピッキングに強い鍵に交換する、鍵穴の無い電子キーに交換するなどさまざまです。
今回は、防犯性能を高める鍵の選び方として、おすすめの最新鍵を紹介します。
MIWA PRシリンダー
美和ロックで有名なMIWAが製作しているPRシリンダーは、ロータリータンブラー内臓のディンプルキーです。
ロータリーピンシリンダーとディンプルキーの組合わせで防犯性に優れています。
配列の組合わせは1,000億通りをも上回るといわれ、内部の構造が複雑なので、ピッキングでの開錠は非常に困難です。
MIWAの錠前では、U9シリンダーがよく知られ有名ですが、PRシリンダーはU9シリンダーの流れを汲みつつ防犯性を高めました。
U9シリンダーでは9枚のタンブラーを内蔵していますが、PRシリンダーは11枚内蔵しており、防犯性能をアップしています。
GOAL V18
MIWA同様、錠前メーカーで有名なGOALのGOAL V18は、防犯性能だけではなく、普段の使い勝手にも優れています。
ディンプルキーの場合、ホームセンターはもちろん、鍵業者でも合鍵作成が難しい場合がありますが、V18は近くのホームセンターや鍵業者で手軽に合鍵作成が可能です。
家族全員分の合鍵を用意することも可能なため、非常に人気のある製品で、多くの家庭で採用されています。
V18はピンシリンダーを採用していますが、バンプキーと呼ばれるキーを挿し込んでハンマーなどで叩いて開錠する「バンピング」への対策が施されています。
ピッキング対策もされており、ピッキング耐性も10分以上です。
ドリルによる破壊侵入対策にも強く、内部にドリルが入り込まないよう工夫されるなど、防犯性に優れています。
カバスタープラス 8800
カバスタープラス引違戸錠8800は、引き戸タイプの玄関ドアで空き巣被害防止に強い錠前です。
ピッキングに強い多列ピンシリンダーと高精度切削技術を施したディンプルキーを採用しています。理論鍵違い数は2兆2千億通りといわれ、対ピッキング性能10分以上、耐鍵穴壊し性能10分以上と、さまざまな不正開錠に強いのが特徴です。
引違戸錠は360°以上鍵を回して施錠・開錠していましたが、カバスタープラス引違戸錠8800は、90°回すだけで施錠・開錠可能です。操作がわかりやすく便利です。
室内側専用キーでセーフティサムターンを作動させることで「外出モード」になり、サムターンを動かしても鍵が空転して開錠されることがないため、サムターン回しによる空き巣被害を未然に防ぎます。
FUKI インターロック
合鍵や合鍵作成機械で有名なFUKIの電気錠インターロックです。
暗証番号やカード、スマホなどで開錠可能なキーレスキーです。配線工事無しで取り換えが可能な電子キーで、鍵穴を無くしてしまえばピッキングの心配はありません。
リモコンの付いたモデルの場合、電波が届く範囲であれば、室内から遠隔操作で開錠可能です。
管理ソフトを使用することで、入室履歴を記録することも可能です。会社事務所や、サーバールームなどセキュリティを重視する部分に取付けることで、いつ誰が入室したかわかります。
ドアの加工不要で取付け可能なため、賃貸マンションやアパートでも使用可能です。
インターロックへの鍵交換、取付け費用の目安は約13万円です。
イージスゲート(AG-01)
イージスゲートは、暗証番号とICカード、ICチップ搭載のスマホで開錠可能です。
暗証番号は、無限虚数機能でセキュリティが強化されています。ランダムに数字ボタンを押した後に登録している暗証番号を押すため、本当の番号は何か第三者はわかりません。
いたずらや不正進入目的で暗証番号を何度も入力したり、登録されていないICカードを5回以上かざしたりすると、警報音とともに一定時間暗証番号の入力を遮断します。
国内シェアの多いMIWAやGOALの多くの錠前に加工不要で取付けが可能です。
一般モードと管理モードがあり、一般モードは、一般家庭の玄関ドアに最適で、カード20枚登録可能です。
管理モードは、賃貸アパートやマンションの管理に便利で、入居者がカードを紛失した場合管理者専用の暗証番号やICカードが開錠することが可能です。