タイタンは、1971年に初代モデルが発売され、基本性能の高さやタフさと言ったタイタンらしさを代々継承し、進化してきました。マツダの小型・中型トラックですが、タイタンがマツダで製造されたのは、4代目の2004年6月までで、5代目以降は、いすゞエルフのOEMモデルになります。なお、1tクラスのトラック「タイタンダッシュ」は2010年まで販売されますが、ボンゴトラックに統合される形で販売を終了しています。

2007年1月に発売された6代目タイタンは、機能性と快適性を重視した内装デザインで、乗用車の雰囲気に近いデザインです。高出力で省燃費のターボディーゼルエンジンや「アイドリングストップ＆スタートシステム」の採用と、中型免許の新設に伴い、新普通免許でも運転できる積載量3t未満、車両総重量5t未満に合せたラインナップが特徴です。最新の免許制度では、準中型免許が必要ですので、お持ちの免許を必ずご確認ください。

タイタンには、従来の5速MTの他に、2ペダル式マニュアル変速機「スムーサーオートシフト」を用意しています。クラッチ操作を自動で制御するシステムで、自動変速および任意でシフト操作することが可能です。いすゞエルフに装備されるステレオカメラを搭載したプリクラッシュブレーキは、装備されません。

タイタンは、積載量1.5tから3.0tクラスまで、ノーマルスタイルのトラックからドライバンなどの特装車も用意し、お客様の使い勝手に合った小型トラックです。50年近くに渡り、中小企業のビジネスパートナーとして愛され続けている小型トラックタイタンには、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。2007年1月のモデルチェンジ以降のタイタンには、全車にエンジンイモビライザーを標準装備します。
なお、1t車系のタイタンダッシュへのイモビライザー装着はありません。

イモビライザー付のタイタンでキーを紛失してしまった場合、紛失の状態を放置すると盗難の危険が高まります。最寄りのマツダ販売店へご連絡くださいと取扱説明書に記されています。イモビライザーは鍵とエンジンのコンピュータを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
仕事用として会社で所有するエルフの場合は、スペアキーやキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは必ず大切に事務所で保管しましょう。

イモビライザー付のタイタンでキーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。タイタンにイモビライザーが装備されるのは2007年1月以降で、全車標準装備されます。タイタンのキーは、リモコン1体型で、ICチップが内蔵されれているタイプです。始動方法は、キーを差し込んでキーを回わす従来と変わらないタイプです。
イモビライザーを装備するタイタンの場合、現場で鍵の作成からクルマのコンピュータを初期化し、イモビライザーの登録が可能です。業者に依頼する際には、年式を伝えることでイモビライザーの有無が分かります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピュータの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1～2週間クルマが使用できない状況になります。