トヨエースは、1954年にトヨペットのライトトラックSKB型として登場したのち、1956年にトヨエースの名称がつけられ、60年以上の歴史がある小型トラックです。トヨエースは、オート三輪から4輪トラックへ切り替えを狙った車種とも言えます。

2011年6月にモデルチェンジしたトヨエースは、新システムで進化したディーゼルハイブリッドモデルをはじめ、燃費向上とクリーンな排出ガスの実現など、5種類のディーゼルエンジンを新開発しました。環境性能や信頼性の高い安全性能とするとともに、居住性・操作性を高めてドライバーの使い勝手や扱いやすいトラックです。
トランスミッションは、5MT、6MT、6ATに加え、マニュアル構造の自動変速トランスミッションAMTも用意され、燃費性能とイージードライブの両立を実現しています。

安全面では、2016年4月の改良にて、2t積系に歩行者も検知可能な衝突回避や衝突時の被害軽減を支援するプリクラッシュセーフティ、車線逸脱防止警報を標準キャブ車に標準装備しました。2t積系トラックに初搭載され先進安全装備により、安全性能が向上しました。また、同時に、スマートエントリー＆スタートシステムをオプション設定しています。

クリーンディーゼルやディーゼルハイブリッドシステムを搭載し、環境性能に優れた小型トラックのトヨエースは、環境へのやさしさをアピールする企業から高く支持されています。トヨエースには、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。トヨエース2t系にイモビライザーが装備されるのは2007年12月以降で、トヨエース1t系にイモビライザーが装備されるのは2010年7月以降に全車標準装備されます。なお、LPG車には搭載されません。

イモビライザー付のトヨエースでキーを紛失してしまった場合、取扱説明書には、マスターキーを全て紛失すると、キーの作成にコンピュータの交換が必要となります。詳しくはトヨタ販売店に相談ください。と記されています。盗難の危険も高まりますので、早めの対応をおすすめします。トヨエースは、トヨペット店販売車種ですが、トヨタの販売店なら購入店に限らず、どこの販売店でも対応可能です。イモビライザーは鍵とエンジンのコンピュータを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
仕事用として会社で所有するトヨエースの場合は、スペアキーやキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは必ず大切に事務所で保管しましょう。

イモビライザー付のトヨエースでキーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。マスターキーが無くても作成が可能な業者があります。トヨエース2t系にイモビライザーが装備されるのは2007年12月以降で、トヨエース1t系にイモビライザーが装備されるのは2010年7月以降に全車標準装備されます。トヨエースのキーは、キー1体型で、ICチップが内蔵されれているタイプです。始動方法は、キーを差し込んでキーを回わす従来と変わらないタイプです。なお、パッケージオプションでスマートキー装備車もあります。
イモビライザーを装備するトヨエースの場合、現場で鍵の作成からクルマのコンピュータを初期化し、イモビライザーの登録が可能です。業者に依頼する際には、積載量、年式を伝えることでイモビライザーの有無が分かります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピュータの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1～2週間クルマが使用できない状況になります。