ダイナは、1959年に発売されたダイナは、当初は「スタウト」の車名を持ち、トヨエースよりも上位車種として販売されました。1985年、5代目にモデルチェンジされた際に、トヨエースと完全な兄弟車となりました。トヨタを代表する小型トラックで、最大積載量1tから4tまで幅広くラインナップされます。

2011年6月にモデルチェンジしたダイナは、ハイブリッドモデルをはじめ、5種類のディーゼルエンジンを新開発しました。ハイブリッド車には燃焼効率に優れ燃費向上に貢献するアトキンソンサイクルの専用エンジンを用意しました。環境性能や信頼性の高い安全性能とするとともに、居住性・操作性を高めてドライバーの使い勝手や扱いやすいトラックです。
トランスミッションは、5MT、6MT、6ATに加え、マニュアル構造の自動変速トランスミッションAMTも用意されます。MTとAMTにはアイドリングストップ機能を標準装備しました。燃費環境性能とイージードライブの両立を実現しています。

安全面では、2016年4月の改良にて、2t積系に歩行者も検知可能な衝突回避や衝突時の被害軽減を支援するプリクラッシュセーフティ、車線逸脱防止警報を標準キャブ車に標準装備しました。2t積系トラックに初搭載され先進安全装備により、安全性能が向上しました。また、同時に、スマートエントリー＆スタートシステムをオプション設定しています。

エンジンをモーターがアシストし燃料の消費を抑制し、力強いパワーを発揮するディーゼルハイブリッドシステム搭載モデルも用意し、環境性能に優れた小型トラックのダイナは、環境性能を重視する企業から高く支持されています。ダイナには、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。ダイナ2t系にイモビライザーが装備されるのは2007年12月以降で、ダイナ1t系にイモビライザーが装備されるのは2010年7月以降に全車標準装備されます。なお、LPG車には搭載されません。

イモビライザー付のダイナでキーを紛失してしまった場合、取扱説明書には、マスターキーを全て紛失すると、キーの作成にコンピュータの交換が必要となります。詳しくはトヨタ販売店に相談ください。と記されています。盗難の危険も高まりますので、早めの対応をおすすめします。ダイナは、トヨタ店販売車種ですが、トヨタの販売店なら購入店に限らず、どこの販売店でも対応可能です。イモビライザーは鍵とエンジンのコンピュータを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
仕事用として会社で所有するダイナの場合は、スペアキーやキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは必ず大切に事務所で保管しましょう。

イモビライザー付のダイナでキーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。マスターキーが無くても作成が可能な業者があります。ダイナ2t系にイモビライザーが装備されるのは2007年12月以降で、ダイナ1t系にイモビライザーが装備されるのは2010年7月以降に全車標準装備されます。ダイナのキーは、キー1体型で、ICチップが内蔵されれているタイプです。始動方法は、キーを差し込んでキーを回わす従来と変わらないタイプです。なお、パッケージオプションでスマートキー装備車もあります。
イモビライザーを装備するダイナの場合、現場で鍵の作成からクルマのコンピュータを初期化し、イモビライザーの登録が可能です。業者に依頼する際には、積載量、年式を伝えることでイモビライザーの有無が分かります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピュータの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1～2週間クルマが使用できない状況になります。