フォワードは、1966年に前身のセミキャブオーバー中型トラックTY型で発売され、1970年にフォワードへ車名を変更し、フォワード以降に、積載効率を高めるためボンネットの張り出しが全くないフルキャブオーバーへ変更されました。国外では、いすゞFシリーズ、南米ではシボレーブランドとして販売されるなど世界各地で活躍する中型トラックです。

2007年5月に発売された5代目フォーワードは、新設された中型免許に対応するために、これまでの車両総重量8t(最大積載量5t)までの基準に加え、新たに車両総重量11t(最大積載量8t)までのクラスをラインナップしました。フォワードは、現在8t限定中型免許を持つ方以外は、普通免許のみで運転できないトラックです。また、大型免許が必要な仕様もありますので運転の際には注意が必要です。
搭載されるメインエンジンは、4HK1‐TCS型インタークーラーターボディーゼルエンジンで、排気量あたりのトルクを最大限に高めるとともにコンパクト設計で軽量であることが特徴で、クラス初の重量車燃費基準を達成しています。
トランスミッションは、スムーサーFxと呼ばれるマニュアル構造のオートマチックを採用し、運転疲労軽減と最適なシフト操作で燃費性能を向上させました。

2007年5月以降、フォワード全モデルにエンジンイモビライザーを装備し、2019年3月の改良にて、高度純正整備「プレイズム」の実施が可能となる通信端末を標準装備することで全車コネクテッド化し、インターネットを介して車両の状態を遠隔把握、このデータを利用した高度純正整備が可能になるなど、安心安全装備が充実しています。

フォワードは、積載量4.0tから10.0t超クラスまで、平ボディやカーゴボディなど様々な車種を展開する中型トラックです。約50年に渡り、近距離から中長距離まで輸送の中核を担っている中型トラックフォワードには、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。2007年5月のモデルチェンジ以降のフォワードには、全車にエンジンイモビライザーを標準装備します。

イモビライザー付のフォワードでキーを紛失してしまった場合、紛失の状態を放置すると盗難の危険が高まります。早めにいすゞのサービス工場にご相談ください。こちらが、ディーラーでの対処方法です。イモビライザーは鍵とエンジンのコンピュータを認証させる必要があるため、時間と費用がかかります。また、出先の場合には、移動にレッカー移動が必要になります。
事業用として会社で所有するフォワードの場合は、スペアキーやキーを複製するときに使用するキーナンバープレートは必ず大切に事務所で保管しましょう。

イモビライザー付のフォワードでキーを紛失した場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。フォワードにイモビライザーが装備されるのは2007年5月以降で、全車標準装備されます。フォワードのキーは、リモコン1体型で、ICチップが内蔵されれているタイプです。始動方法は、キーを差し込んでキーを回わす従来と変わらないタイプです。
イモビライザーを装備するフォワードの場合、現場で鍵の作成からクルマのコンピュータを初期化し、イモビライザーの登録が可能です。業者に依頼する際には、年式を伝えることでイモビライザーの有無が分かります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピュータの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1～2週間クルマが使用できない状況になります。