車の鍵の将来はどうなっている?
キーレスエントリー、スマートキーとどんどん便利になっているのが最近の車の鍵の特徴です。
スマートキーに至っては、車の鍵を持っていればドアの鍵を開け閉めするのも、エンジンをかけるのも、鍵を取り出す必要がなくなってしまいました。
今後、車の鍵はどのような進化を遂げるのでしょうか。
スマートキーがさらに進化したら
今現在スマートキーには、キーレスエントリーのようにドアロック解除のボタンなどが並んでいます。
今後、スマートキーがさらに進化するとどうなるでしょうか。
そのヒントは、BMWやメルセデスベンツの新型車を見ればわかります。
BMWやメルセデスベンツの新しいスマートキーは、今までのキーよりも大型化され、ディスプレイが仕込まれています。
そのディスプレイを操作することによって、車の車庫入れ操作までもできてしまうのが新しいスマートキーです。
そのほかにも、車のステータスの表示なども可能で、キーというよりはスマートフォンのような使い心地になっています。
スマートキーの弱点
スマートキーやキーレスエントリーの鍵は本当に便利です。
しかし、その便利さが逆に仇になることもあります。
それは、夏の海水浴やサーフィンなどの水辺のスポーツをする人にとってスマートキーやキーレスエントリーの鍵はとてつもなく扱いにくいものなのです。
海水浴や、マリンスポーツを楽しむ人は、基本海の上で過ごします。
しかし、車の鍵を持っていくことはできません。それは、スマートキーやキーレスエントリーは水につけると壊れてしまうからです。
昔ながらの鍵であれば、肌身離さず持っていても問題ありませんでした。
しかし、スマートキーやキーレスエントリーの鍵は持ったまま海に入ることはできません。
かといって、浜辺に置きっぱなしにしておくのも防犯上大変危険です。
そんな、マリンスポーツを楽しむ人にとってスマートキーはかさばるし、海に持っていけないので逆に不便に感じられるでしょう。
そんなマリンスポーツを楽しむ人に向けてなのか、ジャガーが最近公開したスマートキーは防水の腕につけられるバンド型のスマートキーです。
このキーであれば、身につけられるのでどこに持っていっても収納場所にもこまりませんし、水辺に持っていっても安心です。
さらには、BMWは将来的に鍵をなくしてしまうという発言をしています。
スマートキーが鍵の存在を意識させなくなった現在、本当に鍵が必要かが問われているというわけです。
たとえば、誰もが身につけているスマートフォンを鍵にすることもできるでしょう。
そのほかにも、所有者の指紋や声紋、瞳の虹彩による認証など、生体認証によって鍵の代わりにすることも考えることができます。
将来、車の鍵はどうなっていくのだろう
将来的には車の鍵は存在価値がなくなり、なくなっていくのかもしれません。
現在話題になっている自動運転の先には、AIを搭載した自動車があなたを認識して話しかけてくるような未来が来るかもしれません。