1980年代から搭載車種が増えたECUはエンジン制御コンピューターのことでしたが、現在では、エンジンの他、トランスミッションやブレーキなど様々な車の電子制御化された部分にECUは使用されています。
概ね製造から25年以上経過したネオクラシックカー(ネオクラ)と呼ばれる車の中にもECUが搭載されています。
ネオクラ車の多くは盗難防止に役立つエンジンイモビライザーは装備されていません。
今回は、ネオクラ車の盗難防止に大きく貢献する後付けイモビライザー、ECUを搭載した電子制御エンジン車におすすめの後付けイモビライザーについて紹介します。
ECUとは?
現代の車に搭載されているECUとはエレクトロニック・コントロール・ユニットの略で、エンジン制御から電子制御オートマチックトランスミッション、車両安定装置、先進安全運転支援システムなどあらゆる部分に使用されています。
ECUは、電子制御ガソリン噴射技術として登場し、これまでのキャブレターの代わりになるものでした。キャブレター車に必要だったキャブの調整メンテナンスや1970年代の車までに装備された「チョーク」が不要になりました。チョークはキャブの電子制御化が進み、オートチョークが採用されたタイミングで消滅しています。
キャブレター車と比べ、ECU搭載の車は、エンジンを始動後にアイドリングが安定する、すぐに走り出すことが可能である、誰でも簡単に運転することが可能であり、その中でも人気の高い、日産スカイラインGT-Rやトヨタスープラなどが狙われる傾向にあります。
後付けイモビライザー
エンジンイモビライザーが標準装備されない車種にイモビライザーが後付けで装備されていることで盗難リスクは大幅に低減します。
簡単に盗めると思っていた車が盗めなくなります。
せっかく後付けの盗難防止装置であるイモビライザーを付けるのなら、しっかり守れて、操作が簡単、誤作動アラームの少ない製品が良いですよね。
後付け盗難防止アイテムの取付けは、確実に取付けを行えるよう、カーショップや専門店での取付をおすすめします。
ユピテル ゴルゴZVT
異常の発生を通報音とバイブレーターでお知らせ、リモコンは視認性の高いフルカラーELパネルを搭載してますので、簡単に操作が可能です。
ユピテルはドライブレコーダーでも有名であり、組み合わせることで、警告・警報時にドライブレコーダーを設定した時間で録画することができ、不審者の行動を映像で残すことも可能です。
ドアセンサーやトランクセンサーに加えて、誤作動を減らすセンサーと車の傾きを検知する傾斜センサーも装備する上位モデルです。
なお、ゴルゴVシリーズは全モデル共通のプラットフォームで設計しているため、セキュリティ性能や拡張性は全モデル共通で、後付けで機能を追加することが可能です。
ゴルゴは日本製であり、日本国内での使用環境を想定し設計されています。
盗難発生警報装置技術適合品、イモビライザー技術基準適合品として国土交通省が定めた技術基準に適合しています。
加藤電機 バイパー3503Vi
LEDアンサーバック機能付リモコンは、車のスマートキーのようなボタン配列で使いやすく、万一車が盗まれてしまった場合の追跡機能も装備します。
バイパーセキュリティの特徴でもあるブルーのLEDランプは、セキュリティシステムが搭載されていることを意味し、車を盗む側にとっては抑止効果に繋がります。
一般的な盗難防止機能、イモビライザー機能に加えて、iVIPERはスマートフォンと連動させることが可能なため、異常をスマートフォンに通知します。
街に設置されたSANフラワー見守りエリアを通過している場合は、そのエリアをスマートフォンに通知し、万一盗まれた場合に追跡することも可能です。
SANフラワーとは、加藤電機の見守りサービスです。
バイパーシリーズは、盗難発生警報装置技術適合品、イモビライザー技術基準適合品として国土交通省が定めた技術基準に適合しています。
バイパーの取付けは、バイパープロショップ、正規販売店のみ取付が可能で、それ以外で取付された場合には、製品の保証は受けられませんので注意しましょう。